ゆきえのチャットレディーヒストリー6~月収3万円・ツーショットダイヤル・伝言ダイヤル体験記いろいろ
テレフォンレディのアルバイトをはじめた私。
番組自体はたくさんありましたので、いまでいうチャットレディのかけもちのようにいくつかの番組を経験しました。
そのなかでの面白かったことをいくつか書いてみたいと思います。
激狭いブースでの通勤チャットレディ
おうちではなかなかツーショットダイヤルで話せないという人のために、通勤制度もありました。
私は当時独り暮らしといっても大屋さんが最上階に住んでいるアパートでしたので、聞こえないだろうとはいっても何となく恥ずかしくて、伝言ダイヤルをメインにしていたのですが通勤制度ができたと聞いて利用することにしました。
まずは、事務所に申請をして事務所のお姉さんと待ち合わせ。
お姉さんはお水っぽい人が来るのかしら?と勝手に想像していたけど、やってきたのはさばさばしたバリキャリ風の方でした。
通勤ブースは事務所とは離れたところで、毎回事務所にブースに出勤する旨を伝えて使ってくださいとのこと。
そして、通されたブースは…薄暗くて激狭
私の印象は、なんだろう、海の家の更衣室に電話と椅子がある感じ?そう、そんな感じでした。
あとはこれ!…試着室って感じ↓↓↓
そこで、いつもの番組のフリーダイヤルに電話をかけ黙々とお仕事をするというシステムでした。当時の通勤テレフォンレディの求人情報は
「キレイなオフィスでお菓子食べ放題!」
「女性スタッフがしっかり教育しますので稼げます!」
と、まさにいまで言う通勤チャットレディの求人のような謳い文句が踊っていたのですが、それは大都会の話で、私の住む地方都市はなかなかそういうわけにはいかなかったようです。
ブースとブースの間は狭く壁も薄かったため、隣の人のあえぎ声も会話も丸聞こえ。つまり私の声も丸聞こえなわけで、これなら自宅でこそこそやるほうが絶対まし!と思い、テレフォンレディの通勤はこの1回で終わりました。
事務員さん
SM専門ツーショットダイヤルでもお仕事をしていたのですが、そこの女性スタッフがそれはまあ気さくな方で、色んなことを教えてくれました。
副業でしている人のお仕事時間の取り方とか、ツーショットでなるべく長く話す方法とか、とても助かりました。
今だったらホームページに載せるような情報を電話でしてくださってたんです。
その頃、親友と一緒にこの番組に登録していたのですが水戸さんというお名前だったので、水戸っちというあだ名をつけて、勝手に「ぽちゃ子でSもMも両方イケル人」と妄想していました。
電話だけのつながりでしたので、結局最後まで水戸っちに会うことは無かったのですが、今でもたまに「元気にしてるのかなー」と思い出すことがあります。
グアムにいったサキちゃん
水戸っちにのところに書いた「親友」ですが、名前をサキちゃん(仮名)といいます。
このさきちゃん、すごいこつこつ型で、実家住まいなのにご両親が寝静まったあとにお仕事をし、そのお金で私とのグアム旅行に行きました。
それからしばらくサキちゃんの口癖は「サキ、○○(SM専用ダイヤルの番組名)でグアムに行った女だもんね。」でした。
あなたの○○聞かせてちょーだい
どうしてもSM専用ダイヤルのほうがネタになるのか、これもSM番組ですw
主に伝言ダイヤルでお仕事をしていた私。
殿方たちから吹き込まれている伝言はたいてい
「社会的地位のある40代の男性です。ソフトSMが好きな方お待ちしています」
とか、
「僕はハタチの大学生です。女王様を探しています。誰かこんな僕をいじめてください。」
というノーマルなものなのですが(いやいや全然ノーマルじゃないしw)、ある日仕事から帰って聞いた伝言は、
「(すっごいヒソヒソ声で)あなたの、おならの音を聞かせてください。かわりに僕のおならの音も聞かせます。よろしくお願いします。」
というツボな伝言でした。
聞くと、親友サキちゃんの伝言ボックスにも入ってたみたいで、私たちはおならはせずに(笑)、
「(同じくすっごいヒソヒソ声で)ぜひ私のおならを聞かせたいと思います。あなたはどんな音が好きなんですか?」というような内容を録音したのですが、残念ながらお返事はありませんでした。
他にも色々あるのですが、こうやって振り返るとのどかな時代だったなー、なんて思います。
この頃は、一人暮らしだったのもあり、チャットとは違い寝る前にお布団の中でちょこちょこお仕事をしながら月収3万円といったところでした。