ゆきえのチャットレディヒストリー4~ティッシュに書かれていたものは…
正直あまりにも昔すぎて(笑)どんな文章で表記されていたのかは覚えていません、が、テレクラにかわって台頭していた「ツーショットダイヤル」とその派生番組としてあった「伝言ダイヤル」の宣伝ティッシュで、表にはフリーダイヤルがでかでかと、そして裏にこれまた隠すわけでもなくサクラのバイトとおぼしき内容が書かれていました。
まずは、ここでテレクラに変わって台頭してきたというツーショットダイヤルがどんなものかということもあわせてご説明していきますね。
1989年(平成元年) 年、ダイヤルキューツーというものが出現しました。
これはNTTの代理回収システムをで、使用する時間ごとに料金が加算されていくという仕組みのもので、いわゆる有料ダイヤルのようなものと思っていただければよいかと思います。
NTTとしては、電話相談やニュースを聞くというようなことに利用できたらと思い、当初は実際にそういう使われ方をしていたのですが、すぐにアダルティーな業者がこのシステムに目をつけました。
tannそこで、瞬く間に浸透していったのがツーショットダイヤルです。
テレクラは でも、ご説明した通り男性が店舗に出向いて個室にかかってきた電話を取ってお話しすると言うものでした。
でも、わざわざ店舗に出向くのは敷居が高い…なんて上品な言葉より、ただただ恥ずかしいですよね。だから興味があっても行けない男性というのも一定数いたのではないかと思います。
それが自宅から大手を振ってこそこそと(変な表現だけどでもそんな感じ)利用できるようになったわけですから、当然利用者数は増えていきました。
ここでお若い方は「自宅から?スマホじゃね?」と思うのでしょうが、当時は一般人は携帯などもっておらず、独り暮らしの夢は「車を持つこと」と同列くらいに「家に固定電話を持つこと」だったんですよ。
その後、やはり売春や異性交遊の温床となるということで、NTTからの規制が入り、Q2を利用した番組は減少するのですが、クレジットカードや銀行振込で課金できるという新たに開発されたシステムによってとにかくたくさんの番組ができました。
後述していきますが、SM専門だったり、すぐに会いたい人専門だったり…
また、このツーショットダイヤルから派生したようなシステムとして「伝言ダイヤル」というものもありました。
これは、留守番電話のようにメッセージが録音できるようになっていて、それを聞いて気に入った人がお返事をし、やりとりを進めていくというものです。
出会い系の電話バージョンといったところでしょうか。
ですが、これらのシステムを積極的に好むのはやはり単純な?男性のようで、男性会員の数と同等に集まるわけではない、一般女性。
そこで、業者が考えたのがツーショットダイヤルのサクラ(女性アルバイト)なのでした。
儲かっていたので、そこにお金を投入することができたわけです。
そうして、男性の飽和状態からサクラ(女性アルバイト)の募集へと至ることになったのです。
求人方法は、街頭で配布していたティッシュや女性週刊誌、風俗求人誌などへの掲載でした。
家でできるため、事務所に電話をかけて応募用紙を送ってもらい、それに記入をし送り返すと、事務所から番組内で入力をする4桁の暗証番号が送られてきて、それを使ってお仕事をするという仕組みでした。
今でいうとパスワードにあたるものですよね、うーん何てアナログだったんだ…。
一般の女性もサクラの女性も、番組に繋がると「4桁の暗証番号をどうぞ」というアナウンスが流れるシステムだったので、サクラ用の番号というのが割り当てられていたんでしょうね。